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塾報 2017.8

塾報 2017.8 150 150 東大生が教える個別指導塾【シンカライナー】東京・高田馬場

強い日差しが照りつけ熱風が吹いていた高田馬場も、ここ数日で一気に涼しくなり、秋の訪れを感じるようになりました。みなさんはこの夏、どんな日々を過ごしたでしょうか?新学期は目標や生活を新たにできる時期でもあります。気を引き締めて新しい生活をスタートさせましょう!

◯今月の教室
■夏期講習終了しました
7月から8月にかけて約1ヶ月間の夏期講習が無事終了しました。それぞれ学習計画を立て、毎日塾に来て長時間勉強をがんばったと思います。夏期講習を通じて、まだ理解できていなかった部分や新たな課題も見つかったかもしれません。それをそのままにせず、これから集中してその問題に取り組んでいけば理解も深まるはずです。夏期講習を通じて習得したこと、それをバネにして秋からの勉強につなげていってください。

◯お知らせ
■「まそびラボ」始まります!
あそびを通して学ぶ「まそびラボ」、9月末よりオープンします!
「まそびラボ」には留学生が集まる国際交流スペース「Universal Lounge」と、ワークショップや絵を描いたりアートを実践したりするクリエイティブな授業を行うスペースがあります。ここで英語劇やゲーム、アートやヨガなどのエクササイズを通じて、みなさんの創造する力を育てます。これまでシンカライナーで行ってきたワークショップもこの場所で引き続き開催していきます。シンカライナーの塾生のみなさんは、自由にこの場所に出入りすることができ、イベントや授業に参加していただけます。内容については随時お知らせいたしますので、ぜひご参加ください!

住所:〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1丁目33−5 タケトモビル2F

アクセス:
JR 高田馬場駅「戸山口」改札を出て左に進みます。ガード下をくぐり進むと突き当たり右手に階段があります。その階段を上ってそのまま線路沿いに進むと、左手に「セブンイレブン」があります。その隣がタケトモビルです。
1Fは「UniLife」という不動産の店舗になっています。入口より入って正面のエレベーターで2Fに上がっていただきますと、左手に教室がございます。

たとえばこんな授業・・・
絵を描いて自分を表現してみよう/ヨガでリフレッシュ&集中力を高めよう/地図と写真を見ながら世界を学ぼう

その他にもたくさんの授業を、あそびながらまなぶ、というコンセプトでつくっていきます。ご期待ください!!

◯お知らせ
■ご請求書の振込先が変わります
別の書類でもお伝えいたしましたが、8月よりご請求書の振込先が変わりましたのでお知らせいたします。今後は ジャパンネット銀行 ビジネス営業部 普通口座1375031 (カ ビカミング
にお振込をお願いいたします。

◯「教育」耳寄り情報
自分で考え、判断する力を身につける「論理」の授業

塾生のみなさんは授業のなかで、また日常生活で「考える」ということをしています。それはふだんあまり意識することはないでしょう。けれども、そもそもどんな道筋で考えるということをしているのか?問題に取り組み、そこから正しい答えを導くにはどうすればいいのだろう?数ある選択肢のなかから正しい答えを導くには?その精度を上げるにはどうしたらいいのだろう?
このような問題意識から「論理」の授業はスタートしました。「論理」というものを使って、まわりにある情報の内容を的確に把握し、問いに対する答えを見つけるための授業です。まずはトライアルで全4回の講義をつくり、約1ヶ月間何名かの塾生に受けてもらいました。
— — —
1回目 〜文の構造を把握しよう〜
文の内容を正しく把握する練習です。文がどういう構造で成り立っているのか、まず主語と述語を見つけ、さらにそれぞれの単語が他のどの単語につながっているかを探ります。
2回目 〜文と文のつながりを見よう〜
文と文をつなげる接続詞に注目し、前の文と後ろの文がどういうつながり方をしているのかを見ていきます。文章の論理展開を把握する練習です。
3回目 〜文を数学的アプローチで分析しよう〜
数学的なアプローチから論理を捉えます。数学の授業で扱う、十分条件、必要条件、対偶などを学びながら、ややひねりがある文を読んで、真か偽かを見極めていきます。命題を矢印で表したり、図にしたりしながら、その文章が伝える内容を読み解きます。そして、最後に自分で命題をつくり、真か偽かを判断するところまでやってみます。
4回目 〜自分でつくった命題を吟味しよう〜
前回つくった命題を吟味し、条件に無理がないかを考えます。そして練習問題を解きながら、学んだ知識を生かして真偽をたしかめます。
— — —
今回は論理というものを、言語的、数学的2つのアプローチで学ぶ授業を準備しました。言語的なアプローチは、文章を読んで内容を正しく把握するのに必要です。また数学的アプローチは、与えられた条件から結果を導いたり、複数の選択肢の中から正しいものを選んだりするのに必要になる力です。もちろん「論理」は問題を解決する際のツールの一つでしかなく、これだけで学力が上がるわけではありません。しかし論理の考え方を学ぶことで、授業での説明をきいて内容をより深く理解できるようになるだけでなく、日常生活の中で判断を迫られた時にも使うことができます。今回行った授業で得たヒントをもとに、さらに授業内容をブラッシュアップしていく予定です。今後受講をご希望の方はご相談ください!

◯なぞなぞ
突然ですが、塾生の森くんから、なぞなぞの出題です。解けたら図書カードをプレゼント(先着1名)!ぜひチャレンジしてみてください!

桜 ⇔ 落差
開花 ⇔ 開花
禁止 ⇔ 新規
監視 ⇔ ?

◯今月の一言
汝もし熱心ならば、後と言わず今ただちにこの瞬間においてなすべきことを始むべし。——ゲーテ(ドイツの詩人)

塾報 2017.7

塾報 2017.7 150 150 東大生が教える個別指導塾【シンカライナー】東京・高田馬場

アツイ夏がやってきました。夏休みも始まり、塾生のみなさんも一段と勉強に熱が入っている様子です。受験生のみなさんにとっては勝負の夏ですね。この時期にやりたいこと、やるべきことを書き出し、目標をしっかりと定めて、悔いの残らないようにこの夏を駆け抜けましょう!

◯今月の教室
■シンカライナー・ワークショップ第3回を開催しました!
7/16(日)に、第3回シンカライナー・ワークショップを開催しました。
毎回世の中の面白い人を招いて行うこのワークショップですが、今回で3回目。ワークショップの狙いは「まなび」と「あそび」の境目をなくしていくことです。まなぶことが楽しくなるように、遊ぶことが学びになるように。そんなワークショップを開きたい!という想いを込めて、これからはこのワークショップのシリーズを「まそび塾」と名付けたいと思います。

今回は、ハーバード大学で物理学を専攻した後日本に帰国し、現在はヨガのインストラクターや音楽DJとしても活躍している長嶋岳さんをお招きし、塾生といっしょに語り合いました。まずは長嶋さんがアメリカで行っていた研究の内容を簡単に説明してくれました。彼が行っていた実験の話になると、「相転移」というワードが出てきて、物理の知識も手伝ってみんな興味津々!その後どのような経緯で彼が研究の道から瞑想や音楽を始めることになったのかというお話もあり、「いろんなキャリアの築き方がある」「いろんな生き方があっていい」ということを感じてもらえたようです。
ペアを組んでお互いのことを紹介し合う「他己紹介」では好きなことや特技、学校での様子などの話題で盛り上がり、ふだんあまり話すことのない塾生や講師同士、お互いのことをよく知る良いきっかけとなりました。そして話題は、それぞれが考える「自由」について、に移っていきます。「わたしは自由について、こんな風に感じます」「僕は自由ってこういうものだと思います」 みんな「自由」という、ある意味とても抽象的なものについて、とても深く考え、それをしっかりと言葉にして伝えているのが印象的でした。当日話してくれた、みんなの「自由」についての考えをご紹介すると・・・

——何でもやっていいよと言われると自分で自分をコントロールしないといけなくて、でもそれはとてもむずかしくて自分にはできないと思うから、ある程度やるべきこととか、ルールとか、制限があった方がいい。その中でちゃんと出来るようになったら、「自由」を感じられるようになると思う。

——「自由」になりたいと考えているうちは、まだ自由ではない。「自由」になりたいとさえ思わなくなった時に、自由になれていると思う。

——学校の規則に縛られている時には自由ではないと感じる。

——自分の思い込みや考えに縛られている状態が、自由ではないと感じる。

漠然としたイメージはあったものの、改めてじっくり考えてみたり、他の人の意見を聞いたりすることで、それぞれの考えがまた深くなったように思います。
最後に、ふだん忙しい生活を送るなかで気持ちを落ち着かせたり、集中力を高めたりするために行うかんたんな瞑想の方法を教えていただきました。自身の鼻の呼吸に意識を集中させて2分間目を閉じました。そしてふたたび目を開け、ワークショップ全体の感想を伝え合いました。瞑想はいつでもどこでもかんたんにできるので、ふだん勉強する際、集中したい時などにぜひ取り入れていただきたいと思います。

次回の「まそび塾」にも乞うご期待ください!

◯お知らせ
■夏期講習スタート
夏期講習が始まります。期間は7/24〜8/24の1ヶ月間、平日14時〜16時で行います。まずは勉強計画を立て、その後それぞれの課題に取り組んでいきます。学校の宿題にも取り組むことができますのでご持参ください。

■7月の授業
7月は火・水・木曜が5週ずつありますので、その曜日の授業も5回となります。よろしくお願いいたします。

◯「教育」耳寄り情報
■勉強法②
前回号より特集している勉強法。どのようにしたら効率的に、深い理解をともなった勉強ができるのでしょうか。今回も「脳」にフォーカスして、勉強法についてアプローチしてみたいと思います。

◇自分のギアとバイオリズムを把握する
「集中力を身につけたい」と思っている人は、集中力はいつでも「ギアがちがう」ということと、集中力のギアチェンジはコントロールできると考えると、集中力をうまく引き出せます。例えば「面倒くさい」と感じている状態は、そもそも集中のギアが低い状態です。まずは自分の集中力のギアを3段階くらいに分けて、自分が今どの段階にいるのか、それを自覚することが重要です。人間は基本的に、朝起きたばかりでは集中力のギアはまだ低いです。例えば朝9時からトップギアに入れようと思った場合は朝7時には起きて、その日のスケジュールを意識しながらコーヒーを飲んだり、エクササイズをしたりしないと目的の時間に集中力はトップになりません。
また、人間には一日のバイオリズム(身体の調子のリズム)があります。これに応じて、人それぞれに集中のバイオリズムが存在するので、自分の集中のバイオリズムを把握しておきましょう。しっかりと睡眠をとっていても必ず昼過ぎの時間に集中力が切れやすくなるなど、集中力が下がる時間帯に勉強など高度なことをやっても必ず進むのが遅くなります。こうしたバイオリズムは一日に限らず、年間を通しても存在します。このように、一日のなかでどの時間帯がいちばん調子がよいかというバイオリズムを把握しておくと、必要な勉強や作業に集中して取り組むことができます。

◇本番に強くなるために「想定」する
試験や部活の大会など、ここぞという時に集中力が発揮できず、実力が出せない人がいます。ふだんの勉強や練習では問題ないのに、なぜか本番ではうまくいきません。こうした「本番の弱さ」は「精神力が弱い」ことが原因だとされていますが、この場合の精神力の弱さとは、脳の観点から見るとどのようなことを表しているのでしょうか?
本番や勝負の時にうまく実力が出せないのは、前頭葉にある脳番地の一部が関係しています。この部分は気持ちに左右されやすく、緊張などで右往左往してしまいます。反対に言えば、この部分を鍛えることで、本番に強くなることも不可能ではありません。緊張の中にも「いい緊張」と「わるい緊張」があります。いい緊張とは、日常生活で人に会っている状態などです。意識していなくても、人と会うために身なりを整えたり、言動をコントロールしたりしている時は、緊張している状態なのです。この緊張状態は仕事や勉強に集中する場合には比較的有効に働きますが、「わるい緊張」とはこの緊張が度を超えて脳の働きが鈍くなる状態です。
こうした状態を打破するのに必要なのがシミュレーションです。これは本番の内容をできる限り詳細に様々な角度から想定するということです。ポイントは「試験や勝負でどういうことをしたら失敗するか」という部分に焦点を当てることです。脳は、想定外のことが起こったり、何かを失敗したりした時に脳は混乱します。そのため最低限やってはいけないことを自覚しておき、最悪の上京を前もって想定し、回避するためのシミュレートを行うと脳は緊張に強くなります。具体的には、起こりやすいミスには何があるか確認する、最低限これだけは失敗しない、ということを見つけ出す、失敗した時のリカバリー方法を考えておく、ということを考えておくといいでしょう。
【参考文献】EIWA MOOK「最新科学が証明する最強の勉強術」英和出版社

◯今月の一言
森の分かれ道では、人の通らぬ道を選ぼう。すべてが変わる。 ——ロバート・フロスト(アメリカの詩人)

塾報 2017.6

塾報 2017.6 150 150 東大生が教える個別指導塾【シンカライナー】東京・高田馬場

六月、梅雨の時期ですね。今年はすでに梅雨入りが発表されたものの、例年に比べ雨が少ないようです。予報では、六月末からは本格的に雨が降りはじめ、梅雨らしい空模様の日が続くのだとか。雨や曇りの日はブルーになることもあるかもしれませんが、近づいている夏を目指して梅雨を乗り越えましょう。

◯今月の教室
■シンカライナー・ワークショップ第2回を開催しました!
5/28(日)に、第2回シンカライナー・ワークショップを開催しました。今回のワークショップは、ゲストスピーカーによるレクチャーを中心に、塾生や講師みんなで自己紹介やディスカッションなども行い親交を深めました。今回のゲストスピーカーは沖縄で自給自足の暮らしを営んでいる「ワカゲノイタリ村」のお二人。若干20代前半という若さながら、環境や政治に対する問題意識をもち、なるべく環境に負荷をかけずに自分たちらしい暮らしをつくろうと奮闘しています。彼らが今暮らしている場所や生活の様子を紹介してくれた後は、今最先端の教育の場として注目されている、インドネシアにある「緑の学校」についてプレゼンテーションしてくれました。

◇すべて竹でできた校舎の建物
この学校のなかにある校舎はすべて竹でできていて、そのデザインや機能性にも注目が集まっています。校舎だけではなく、キャンパスに流れる川の上に架かる橋も竹でできています。
◇水を使わないコンポストトイレ
学校にあるトイレは基本的にコンポスト(バイオ)トイレ。土を混ぜることによって排泄物を微生物が分解し、また土に戻せるような循環式のトイレが設置されています。
◇何回でも使えるラップ
この学校で使われているという驚きの素材、それは何回でも使えるラップ。コットンと蜜蝋や樹脂などの自然素材でできており、洗って何度でも使うことができるそうです。これは環境にとてもやさしいですね。
◇気になる授業料は
授業料は年間で、幼児部だと100万ほど、高等部だと160万ほどで、高めに設定されています。しかし総生徒数の2割は必ず地元の子どもたちが通えるよう、奨学金制度を設けているそうです。
◇学校にある銀行
学校には生徒たちが利用できる「銀行」があり、授業などでプロジェクトを進める際に必要な資金は、返済の計画書を持っていけばここで借りることができる仕組みになっています。
◇アイディアを促す工夫
生徒たちの独創的なアイディアを促すために、緑に囲まれたキャンパスを散歩させたり、農作業や音楽、演劇などの授業を取り入れたりしているそうです。

<ワークショップに参加した塾生たちの感想>
・一からつくる自給自足の生活、おもしろそう。ものづくりが好きなので、それをするための小屋を作ってみたい。
・今の日本の価値観のなかで、これと同じことをやるのはむずかしそうだけど、できることから始めていきたい。(「自分が進もうとする分野で、農やものづくりにも関わっていってほしい」という主催者からの意見も出ました。)
・プレゼンテーションを聴いて、沖縄で今起こっていること、政治的なこと、何も知らなかったけど考えさせられた。Green Schoolでやっていることや、沖縄の村での暮らしを見て、「土」のやさしさを感じた。
・Green Schoolでの取り組みを見て、学校で集めた落ち葉を腐葉土にしたらいいのにと思った。日本でも地方の人口減少などいろいろな問題があるけれど、一人ひとりが考えたことを共有する場所があったらいいのにと思った。(プレゼンターから「その場所自分で作っちゃえば?」という提案がありました。そういう場所を作るために助けてくれる人たちはまわりにたくさんいるし、自分たちも協力するよ、という言葉がかけられました。)

参加してくれた塾生のみなさんが真剣に考え、それを言葉にして伝えようとする姿が印象的でした。

■次回のワークショップは
毎回世の中の面白い人を招いて行うこのワークショップですが、今回で3回目。ワークショップの狙いは「まなび」と「あそび」の境目をなくしていくことです。まなぶことが楽しくなるように、遊ぶことが学びになるように。そんなワークショップを開きたい!という想いを込めて、これからはこのワークショップのシリーズを「まそび塾」と名付けたいと思います。
さて今回、そんな「まそび塾」にお招きするのは永島岳さん。ハーバード大学で物理学を専攻し、日本に帰国。最先端科学高校の設立プロジェクトや予防医療分野でのAI活用研究に携わりながら、ヨガのインストラクターや音楽DJとしても活躍しています。そんな彼が今回生徒の皆さんに投げかけるテーマは「自由」!皆さんは「自由」って何だと思いますか?型破りのキャリアを生きる彼と共にこれからの「自由」そして「生き方」について対話を通して考えを深めていければと思います。
日時:7月16日(日) 10時~12時
参加費:無料
参加条件:シンカライナーの生徒、またはその友人。「まそび塾」には中高生であれば生徒の皆さんのご友人も参加可能です。参加希望の方はinfo@xincaliner.comまでご連絡ください。
持ち物:もしかすると少しだけヨガを教えてもらえるかもしれません。動きやすい格好で来てください。

◯お知らせ
■7月の授業
7月は月曜日と土曜日が5週ずつありますので、その曜日の授業も5回となります。よろしくお願いいたします。
■授業を欠席される場合のお願い
授業を欠席される場合は、前日までに電話かメールでご連絡ください。授業当日にご連絡をいただいても振替の授業はいたしかねますので、ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

◯「教育」耳寄り情報
■勉強法①
みなさんは毎日勉強をがんばっていますね。自分なりの目標に向かって日々前進していることと思います。ですが、「そもそも、どうやって勉強したらいいのかわからない」「頭がいい人の勉強の仕方を知りたい」そんな声も教室から聞こえてきます。さて、どのようにしたら効率的に、深い理解をともなった勉強ができるのでしょうか。ヒントは「頭の使い方」にあるようです。今週は「脳」にフォーカスして、勉強法についてアプローチしてみたいと思います。

◇集中スイッチを入れる
勉強を始める時には、脳はたくさんのエネルギーを必要とします。いざ勉強を始めようと思っても、最初のうちはなかなか集中できずにぼうっとしてしまい時間だけが過ぎていく、ということもあるかもしれません。スムーズに勉強や作業を始められるようになるには、それなりの工夫が必要です。運動をする前には準備運動を行うように、勉強を始める前にも集中力を高めるための準備運動を行うようにしましょう。
例えば、数学を勉強する日は、朝のうちに比較的に簡単な問題を1問だけ解いておく。または計算ドリルをやってみる。本を読み込む時には、先に新聞のコラムなど短い文章を読んでおく。暗記をする前には、街にある看板などにある情報を簡単に暗記してみる。このように、似たような作業にあらかじめ取り組んでおくことで、楽にスタートすることができます。
また、勉強になかなか手がつけられないということは、それがまだ「日常化」していないということです。勉強を始めるにあたっていいスタートを切るためには、何らかの「手段」や「きっかけ」を自分で作らなければなりません。このきっかけは何でも大丈夫。例えば「塾に来たら最初の10分はとにかく集中する」とか、ゲームが好きな人であれば、「ゲームを1ステージやったら勉強を始める」とか。好きな音楽を聴いてから始めたり、運動してから始めたり、という方法も効果があります。ぜひ自分に合った方法を試してみてください。
【参考文献】EIWA MOOK「最新科学が証明する最強の勉強術」英和出版社

◯今月の一言 明日に延ばしてもいいのは、やり残して死んでもかまわないことだけだ。
——ピカソ(スペイン出身の画家、彫刻家)

勉強って何だろうね。

勉強って何だろうね。 150 150 東大生が教える個別指導塾【シンカライナー】東京・高田馬場

こんにちは、シンカライナーの宇野です。

久々のブログの更新です。

今日は「勉強とは何か」を考えてみたいと思います。

まず、一般的な学生時代の「受験勉強」と大人になってからの「実践的な勉強」の違い。

受験・学校の勉強
「高得点を取ることが重要」
・知識量が大きなウエイトを占める
・科目ごとの「点数を取る」勉強
・平等な正解が存在する

大人の実践的な勉強
「何のために勉強するかが重要」
・知識量は大きな問題ではない
・共通の科目や点数は存在しない
・平等な正解は存在しない

(引用:EIWA BOOK 最強の勉強術)

みなさん、この違いを見てどう思われますか?

僕はこれ見て、こんな風に考えるから「受験・学校の勉強」って面白くないんだな、と思ってしまいます(笑)これだと一体誰のための、何のための勉強かわからなくなって当然ですよね。

一方で「目的」ありきの実践的な勉強も、視野が広がるようで、「役に立ちそうにないことは勉強しない」というのはちょっと寂しい気もしますね。

なんだかわからないけど、気になった本を読んでいて、偶然面白さを発見するということは往々にしてあることだと思うので。

そこでもっと本質的な「勉強」って何だろうな、と考えてみました。

なかなか難しい問いですが、「料理」に例えてみると分かりやすいかもしれない。

なぜ、料理をするのか、それは「空腹」を満たすため。人間の生存本能ですよね。自分の空腹かもしれないし、あるいは他者の空腹かもしれません。

空腹を満たすためには、まず地球上にあるものから「食べられるもの」を知らなきゃいけない。そして次に調理するための道具の使い方を学ぶ。

具材と道具が揃えば、ひとまず料理は形にはなって空腹は満たすことができる。

でも、僕らはここで満足はしない。空腹を満たせるようになってくるうちに、もっと栄養価の高いもの、もっと美味しいものを食べたいという欲求が湧いてくる。

想像力を使っていろんな組み合わせを考えて、とにかく試してみる。食べて健康になれたり、美味しくできたりすると嬉しいから、その欲求はどんどん加速する。

そのうち「料理がうまい!」ってことで人気者になって、場を共有できる仲間も増えてくる。そうすると欲求を満たすこともそうだけど、美味しいものを作ろうとする、そのプロセスがどんどん楽しくなってくる。

・・・多分、勉強もそういうことなんじゃないか、と思うんだけど伝わったかな?

ちょっとわかりにくかったかもしれない(笑)

つまり「学ぶ」ということは、人間にとっての生存本能なんだけど、「人生をより味わいたい」という欲求は終わりのないものなんですね。

だから人は学び続ける。そして、「学び」を通して成果が生まれるともちろん嬉しいし、試行錯誤を繰り返していくそのプロセスで仲間も増えて、どんどん楽しくなってくる。

だから本来「勉強」って楽しくてワクワクするもの、なはずで学校や塾が勉強のワクワク感を殺してしまっているのであれば、それは残念なことですよね。

もっとワクワクするまなび場を創りたいな〜、と思います!!
では今日はこれで!

塾報 2017.5

塾報 2017.5 150 150 東大生が教える個別指導塾【シンカライナー】東京・高田馬場

五月になりました。今年の連休はリフレッシュできましたでしょうか?塾生の中には、連日問題集に取り組んでいた生徒もいたようです。一方、やるべきことはわかっているけれどなかなかやる気が出ない、という声も聞こえてきます。改めて自分の目標に立ち返り、気持ちを新たに日々の勉強に取り組みましょう。

◯今月の教室
■シンカライナー・ワークショップ第2回を開催します!
5/28(日)に、第2回シンカライナー・ワークショップを開催します。今回のワークショップは、ゲストスピーカーによるインドネシアにある「緑の学校」についてのレクチャーと、持続可能な社会の仕組みについて楽しく学ぶゲームの2本立てです。みなさんが毎日通っている学校はどんな場所ですか?みなさんはそこでどんなことを学んでいますか?今世界では、社会にある様々な課題に挑む子どもたちを育てるユニークな教育を行っている学校があります。今回のワークショップではゲストをお招きし、今注目を浴びているインドネシア・バリ島の「緑の学校」についてお話ししていただきます。林に囲まれ、川が流れているこの学校。子どもたちがどんなことを学んでいるのか、いっしょに見てみましょう!
また、ゲームをしながら社会の仕組みについても楽しく学んでいきます。ゲームを通して、今国連が中心となって推進している、世界をよりよくするための目標についてもいっしょに学びましょう。
日時:5月28日(日) 13:00〜17:00  場所:シンカライナー
参加希望の方は、塾に来た際に講師にお声がけください。またメールでの申し込みも可能ですので、info@xincaliner.comまでお願いします!

■今月のワークショップでご紹介するGreen School、こんな学校です
インドネシアのバリ島に、今世界中から注目されている学校があります。その名も「Green School」。東京ドーム約1.7倍の敷地にあるキャンパスは緑に囲まれ、川も流れています。生徒たちが学ぶ教室やカルチャーセンターになっている建物、川に架かる橋はすべて竹でできており、その環境に配慮したユニークなデザインも話題を集めています。
2008年に90名ほどの生徒とともにスタートしたこの学校では、現在世界中から集まった400名ほどの子どもたちが学んでいます。この学校では、持続可能な社会をつくるための教育が行われており、子どもたちは数学、科学、社会学、文化学だけでなく音楽や演劇、農作業などの課外活動を通して幅広い知識の吸収を目指しています。また内外からのゲストスピーカーによるレクチャーも行われるようです。
このサステナビリティ教育に力を入れた「Green School」、ミッションは「21世紀を生きる子どもたちに“地球人”としての責任を全うする力をつけさせること」。次の時代に対応できるような新しい教育の取り組みは、今世界中で始まっているのですね。

◯「教育」耳寄り情報
■アクティブ・ラーニング②
主体的に自らの学びを切り拓くスキルを身につけるためのアクティブ・ラーニング。前回はこの学びの目的と、これからの時代に求められる能力やスキルを見ていきました。
今回は、このアクティブ・ラーニングを取り入れている学校では授業のなかで実際にどのようなことを行い、また生徒たちはどのようなことを学んでいるのか、アクティブ・ラーニングについて書かれた本『ひとはもともとアクティブ・ラーナー!』で紹介されている事例を辿りながら、いっしょに見ていきたいと思います。
以下、全国各地にある高校で実際に行われている授業の内容です。授業のポイントとともにご紹介します。

◇国語・古文(高校2年/東京都)
【ペアワーク、個人ワーク、グループワークを組み合わせた古文の授業】
授業が始まるとペアをつくり、まず前回の内容を1分間で相手に伝える。その後、ペアのまま文を音読。先生が物語の内容について補足・説明した後、個人で穴埋め問題のワークシートに取り組む。 答え合わせをしたら、グループワークへ。4〜5人のグループを作り、文章のなかからキーワードを選び、それについて話し合う。最後に振り返りを行う。
☆ポイント☆
作業を始める前に、自分の役割をワークシートに記入する。「〇〇することで、このチームに貢献する」という目標を、各自で決めて記入する。そして授業の最後に、この目標が達成できたかどうか確認する。目標の設定と振り返りをすることによって、生徒が自分の役割や目標を意識し、主体的に授業に参加できるようになる。

◇数学(高校1年/静岡県)
【ICT(タブレット端末などの情報通信技術)を活用した、最大限考えるための授業】
黒板にスクリーンがセットされ、授業開始。体育祭恒例の綱引きを素材に「場合の数の数え方」の授業。前回の授業の振り返りを行った後、今日の問題がスクリーンに投影される。グループを作り、問題をグループで解く。全体での答え合わせと、グループごとの振り返りをする。授業のまとめと、個人での振り返りをする。
☆ポイント☆
ICTやスライドを使うことで板書の時間をなくし、生徒の考える時間、対話する時間、書く時間を確保しながら授業の密度と質を高めていく。個人で問題を考えた後、まわりの生徒と対話したり、発表したり、他の生徒からの質問に答えたり、教師から追加の問いを与えられたり、という過程のなかで、一人で考えることと対話することの両方を意識させる。

◇地理歴史(高校1年/兵庫県)
【個人思考とグループ学習を組み合わせた、問題に対する解決策を構想する授業】
最近の気になるニュースを発表し合うところから授業スタート。今日のテーマは「熱帯林の破壊」。先生が配布するワークシートに、熱帯林の破壊状況を書き込む。その後グループ学習へ。 熱帯林の破壊状況をふせんに書き、黒板上の大きな世界地図に貼る。地図から読み取れることを話し合い、グループのリーダーは内容をホワイトボードに記入し、最も重要な箇所にアンダーラインを引く。最後に、熱帯林破壊の解決策の秘訣を個人でワークシートに記入する。
☆ポイント☆
教員が授業の「まとめ」をせずに、生徒一人ひとりが考えを深められるようにする。グループ学習は目的ではなく過程。個人での作業やグループでの作業を通して、それぞれの生徒の理解している内容や考察自体を評価する。

いかがでしょうか?こんな授業が受けられたら、「勉強」しているという感覚を忘れて内容にのめり込めそうですね。今回は3つの事例をご紹介しましたが、アクティブ・ラーニングを取り入れた授業は全国の学校で行われているようです。それぞれの事例を見てもわかるように、授業の進め方に決まった方法はありません。しかし、学び手である生徒一人ひとりが何を、どんな目的で学んでいるのかを意識させ、より主体的に授業に参加できるように工夫されているところは共通しています。この工夫によって授業は活性化され、生徒は受け身ではなく自ら学びたいという意欲を高めています。このような活発な学びのなかに、わたしたちが日々学ぶためのヒントも隠されていそうです。
参考文献:山辺恵里子・木村充・中原淳(2017)『ひとはもともとアクティブ・ラーナー!』北大路書房

◯今月の一言
過去から学び、今日のために生き、未来に対して希望をもつ。大事なことは、何も疑問をもたない状況に陥らないことである。——アインシュタイン(ドイツ生まれの理論物理学者)

塾報 2017.4

塾報 2017.4 150 150 東大生が教える個別指導塾【シンカライナー】東京・高田馬場

新学期が始まりました!新しい学年、新しいクラス、新しい学校。今年度はどんな一年にしていきたいですか?新年度は目標を立てたり、計画を見直したりするいい機会です。やりたいことを実現できるよう、そして目指しているものに近づけるよう、自分なりの計画を立ててみましょう。もし計画を立てるのが苦手だ、どんなことを目標にしていいのかわからないという人がいたら、いつでも相談に乗りますので講師に声をかけてくださいね。

◯今月の教室
■シンカライナー・ワークショップ第1回を開催しました!
4/8(土)に第1回目のシンカライナー・ワークショップを行いました。この日のプログラムは、「考える力とやり抜く力を身につけよう!」と題して、普段数学を教えている久和講師によるガイダンスをメインに、在塾生による楽器演奏、海外から招いたゲストによるプレゼンテーションなどを盛り込んだ内容でした。
まずはシンカライナーに通っている森君によるバイオリンの演奏でスタート。クラシックの名曲や往年のポップスの演奏に参加者全員聴き入ってしまいました。森君、素敵な演奏ありがとうございました!
次は、代表・宇野の友人で、南アフリカ出身、現在日本で働いているニコラスさんに、南アフリカについて教えていただきました。Google Mapを開いて南アフリカの地図や写真を見ながら、国の歴史、文化、ニコラスさんの夢についてお話ししていただきました。南アフリカの主な輸出品や、日本とのつながり、歴史にも話が及び、普段日本史や世界史を勉強している塾生の知識が試されることになりました。ニコラスさんは日本で英語を教えた経験があり、将来、南アフリカで学習塾を開くのが夢だそうです。
そして、「考える力とやり抜く力」を身につけるガイダンス。思考力については、「考える」と「悩む」の違いをディスカッションしながら「考える」とはどういうことなのかを学びました。やりきる力については、「GRIT」をキーワードに、一流のアスリートやビジネスマンがみなGRITを持っていること、そして生まれながらの才能ではなく鍛えることができることを学び、普段の勉強で「やりきる」ことを意識してGRITをするように指導しました。
初めてのワークショップでしたが、みな真剣に聞いてくれていて、「どうやったら頭がよくなるのか」ということが非常に需要のあるテーマだということを肌で感じました。次回もぜひ参加してみてください!

☆ワークショップに参加した生徒の声
・今僕には具体的なゴールが特にないので、まずゴールを立てたい。
・自分の中に「達成しよう」という意思はあるのにそれを実行しない自分がいるのでそれをどうにかしたい。
・「考える」と「悩む」ことの違いについて今まで分かっているつもりだったが、実際考えてみると分からなかった。これからは「考える」ことを意識してGrit(やり抜く力)を鍛えていきたい。
・勉強に限らず、「悩む」で止まるのではなく「考える」ことをして「答え」を導けるようにしたい。

みんなそれぞれ何かを感じとってくれたようです。次回のワークショップもお楽しみに!

■私立受験コース 始動
四月より、私立大学を志望する生徒を対象とした受験コースの授業が始まりました。週3回、英語、国語、その他の科目の演習を行っていきます。受験までの大まかな計画としては、夏まで(4〜8月)にはまず基礎固め。英語に関しては、単語、熟語、文法、英文解釈、長文読解をバランスよく鍛えていきます。9月以降は赤本を用いて発展問題に取り組みます。10月からは赤本と並行して、受験学部の特徴的な問題への対策をとっていきます。

勉強する時、その先のだいたいのチェックポイントが見えていると不安が減り、進みやすいと思います。受講生のみなさんとはこれからの学習の道程を共有しているところです。自分の目標を明確にし、それを達成するためにクリアしておくべき細かい項目と期限を決め、ひとつずつ確実にこなしていきましょう!

■演習用確認テスト
みなさんは前の学年で習った内容をしっかり理解できていますか?学校の授業は前の学年でやった内容は理解できている、という前提で 進んでいきますので、まだ押さえられていない内容等あれば、今のうちに復習をしておきましょう。

シンカライナーでは「Exercise」という演習用の問題集を準備しています。学年別、教科別(中学/英語、国語、数学 高校/国語)プリントがファイリングしてありますので、それぞれの学年、レベルに合わせて適宜コピーし、使っていただきたいと思います。英語に関しては、授業のなかでその単元をコンパクトにまとめた確認テストを解いてもらい、自分が把握できていない部分を確認していただいています。今の自分の実力を確認したい、また予習に使いたいなど、いろいろな使い方ができると思いますのでぜひ活用してください。

◯「教育」耳寄り情報
■アクティブ・ラーニング①
みなさんは「アクティブ・ラーニング」という言葉に、どのようなイメージを持っているでしょうか?実際にお子さんが通っている学校でそのような授業が実践されていて、アクティブ・ラーニングについてお子さんとよく話されるという方もいれば、中身についてはよく知らないという方もいらっしゃるかもしれません。
近年注目されているアクティブ・ラーニング。さまざまなメディアで特集されたり、話題になったりすることも多い一方、そのイメージだけが一人歩きしている感じもします。
そこで複数回にわたり、このアクティブ・ラーニングという学び方についてまとめ、みなさんといっしょに考えていけたらと思います。

そもそも、アクティブ・ラーニングという学びの方法は何を目的としているのでしょうか?
この学びについて研究をしているマナビラボ(東京大学総合教育研究センターが中心となり進めているプロジェクト)は、これからの社会を生きていくための人材として、「アクティブ・ラーナー」というという学習者像を掲げています。アクティブ・ラーナーとは、「主体的に自らの学びを切りひらく人」「自分自身が学んだことを自ら意味づけできる人」を指します。学校を卒業して社会に出ても、学ぶことを放棄せず、自分の人生としっかり向き合い、キャリアを意味付けていくことのできる人材がアクティブ・ラーナーです。そして、こうしたスキルを身につけるための学習機会のひとつがアクティブ・ラーニングということになります。

では、今変化しつつある21世紀の社会においては、どのようなスキルが求められているのでしょうか?これからの時代に求められる能力やスキルについて考察した研究者のグリフィンらは、「21世紀型スキル」として、次の10項目を挙げています。

【思考の方法】①創造性とイノベーション ②批判的思考、問題解決、意思決定 ③学び方の学習、メタ認知(自分の思考や行動自体を客観的に把握し、認知すること)

【働き方】④コミュニケーション ⑤コラボレーション(チームワーク)

【働く上で必要となるツール】⑥情報リテラシー ⑦ICTリテラシー(情報通信)

【世界と関わりながら生きる】⑧市民性(地域で発揮するものと、国際的に発揮するもの) ⑨人生やキャリアについての自覚や設定 ⑩個人の責任と社会的責任(異文化理解と異文化適応能力を含む)

これらのスキルは、教師が講義を行い、生徒は予習・復習をしながら授業をきく、という従来の授業パターンでは身につけることがむずかしい。ということで、近年注目を浴びているのがアクティブ・ラーニングなのです。次回は、この学びのなかでは実際にどのようなことを行うのか、それによって生徒はどのようなことを学んでいるのかをまとめていきたいと思います。

参考文献:山辺恵里子・木村充・中原淳(2017)『ひとはもともとアクティブ・ラーナー!』北大路書房

◯今月の一言
成果が出ない時こそ、不安がらずに、恐れずに、迷わずに一歩一歩進めるかどうかが、成長の分岐点。 ——羽生善治(棋士)

未来を創る

未来を創る 150 150 東大生が教える個別指導塾【シンカライナー】東京・高田馬場

こんにちは。シンカライナーの宇野です。

教育という仕事をしていて感じるのは、

僕たちは「未来を創っているんだ」ということです。

大げさではなく、それは事実だと思います。

(極論、どの職業もそうなのですが。。)

相手が子供でも大人でも、

場所が学校であれ企業であれ政府であれ、

教育というのは「未来を創るためにやっている」わけです。

もちろん、それが良い未来なのか悪い未来なのか、

蓋を開けてみなければわかりません。

でも悪い未来を創りたいと思っている人なんていません。

願わくば良い未来になってほしいなと思います。

しかし、そもそも、その「良い未来というもの」が人によって違ったりします。

そんなわけで僕たちも毎晩のように「どんな未来を創りたいのか」、

そのために「どんな教育をするべきか」

「どうやってすべきか」という話に仲間と明け暮れているのですが。。。

今日もいつもの仲間と話していて、ふと彼が口にした事で、教育者として、あるいは経営者として「大切だなぁ」と思った6つのことをメモしておきます。

(1)相手を認めてあげる

(2)相手の視野を広げてあげる

(3)相手の視座を高めてあげる

(4)相手に失敗体験をさせてあげる

(5)相手に成功体験をさせてあげる

(6)挑戦は怖いものではなく、人生の生き甲斐であることを伝えてあげる

結局、教育の本質というのはこの6つに尽きるのではないかなぁ、というのが彼の意見。

僕はほとんど賛成です。これが完全に賛成だとなんだか悔しいので、(7)つめは自分で見つけようと思って考えてみました(笑)

(7)仲間を作れる環境を作ってあげる

いくら超優秀な人が生まれ、育ったとしても、一人で生きていくことなんてできません。

だから切磋できる仲間を創ることの面白さや楽しさを学ぶことができる環境、つまり「場作り」は教育に関わる人の大きな役割なのではないかと思います。

このような意識は生徒に対してだけではなく、友人や家族など誰に対しても常に持っていたいですね。

皆さんも、時には、どんな未来を創りたいか考える機会を持っていただければ嬉しいです!

では!

壁を乗り越える方法。自分の弱さと向き合うことは避けられない。

壁を乗り越える方法。自分の弱さと向き合うことは避けられない。 150 150 東大生が教える個別指導塾【シンカライナー】東京・高田馬場

こんにちは。シンカライナーの宇野です。

シンカライナーには小学生から浪人生まで幅広い年齢の生徒たちが通っていますが、学びのプロセスの中で誰もが避けられないことがあります。

それは「自分の弱さと向き合うこと」です。

勉強をしていると当然「できないこと」が出てきます。計算スピードが足りなかったり、なかなか覚えられなかったり。さらに読み違いや書き間違いなど「失敗」もたくさんします。そして何よりも「勉強が続かない」「やる気が出ない」「自信がない」といった自分の精神面と向き合っていかなくてはなりません。

ではどうすれば自分の弱さと向き合い、目の前の壁を乗り越えていけるのでしょうか?

まず最初の一歩として大切なことは「自分の弱さを認める」ということなのではないかと考えています。

自分はだらしないよな、早寝早起は苦手だよな、整理整頓も苦手だよな、とか。。(ちなみにこれは全部僕のことですが(笑))

まずはその「弱さ」を認めて、「確かにダメダメだけど、でも、自分にはいいところもあるもんね!」と開き直る(笑)そんなポジティブな心を持ってもらいたいと思います。そんなバカみたいにポジティブになれねーよ、という人もいるでしょう。そういう人はポジティブになる練習をしてください(笑)

そして「そんな自分でも、なんとかやっていかなきゃいけない。じゃあ、どうやってやろう?」と考えて欲しいのです。

人は問題にぶつかると安易に「自分はダメなやつだからできない」と自己否定し、殻に閉じこもってしまいがちです。傷つかないための予防線のようなものでしょうか。

しかし、そうやって予防線を張ってしまうのではなく、敢えて「自分の弱さ」を認める勇気を持って「そんな不完全なわたし/俺だけど、どうしようかな?」と考えて欲しいのです。

そうすると「弱さ」を補強する方法が次第に見つかってきますよ。

僕自身も自分の弱さを補強するために出来ることを3つ考えてみたのでご紹介します。

1.ハードルを下げる
真っ先に思いついたのは「ハードルを下げる」です。これはかなり効果的だと思います。できない時は自分に「ハードルの高さが合っていない」ことが多いのです。そして簡単に挫折してしまいます。だからまずはちょっと背伸びしたらできそうなレベルから始めましょう。そして出来るようになったら少しハードルを上げる。この繰り返しで、大概の弱点は克服できるものです。

例: 夜型の生活で生産性が低い。生活習慣を規則正しくしたい!

ハードルが高すぎる場合
→いきなり朝5時に起きようとするけど、初日から失敗して寝坊。
→自己嫌悪に陥って、諦める。もう続けようとしない。

ハードルがちょうどいい場合
→まずは夜11時までに寝れるようにして、起きる時間は決めない。
→毎朝7時頃に目が覚めるようになる。自分には8時間睡眠が必要だと気づく。
→11時に寝て、7時に起きる生活習慣を作っていく。

補足:僕の場合は夜11時に寝ることは、仕事上ほぼ不可能なので、とにかく8時間までは寝てもOK!と、とてもハードルを低く設定しております。

 

2.「やり方」の候補を用意しておいて、できそうなものから試してみる。
目標を達成する方法は一つだけではありません例えば、富士山の頂上に辿りつきたいとします。登る方法はいくつあるでしょうか?麓から歩いて登ってもいい、車で五合目まで運んでもらってもいい、ヘリコプターでひとっ飛びでもいい。。少々乱暴な言い方をすれば、目標を達成できれば、「登り方」は自由と言っても過言ではありません。自分の弱さを知れば、強みも見えてくるので、自分に合った方法を選べるようになりましょう。自分が面倒くさがり屋だと思っている人は、いかに「楽」できるかを考えてみてもいいんですよ。

 

3. 人に頼る
「人という時は、人と人が支え合っているんだ」と、金八先生が言ってましたよね!まさにその通り。弱さというのはある意味では「個性」でもあるのです。弱いということが「悪」だとされてしまいますが、でも弱さの裏には必ず「善」もあると思っています。例えばのび太くんを思い浮かべください。勉強もできないし、泣き虫で頼りなくてイジメられっ子の彼でしたが、その分だけ「人の幸せを願い、不幸を悲しむこと」ができたから、しずかちゃんと結婚できるのです。(詳しくは『のび太の結婚前夜』をご覧ください。)のび太みたいにドラえもんの四次元ポケットに頼ることはできませんが、自分の周りにいる人たちに頼ることは決して悪いことではないと思います。むしろ頼れるところは頼って、自分ができることはしてあげる、そんな関係を築いていければいいのかもしれませんね。弱点ばかりだと思う人は「人に頼る」練習をしておきましょう(笑)

しばらく更新できていなかった分、今日は少し長くなってしまいましたが、いかがでしょうか。僕自身、まだまだできないことばかり「弱いところだらけ」なのですが、「自分の弱さを認めてやろう」と開き直れると、少し肩の力が抜ける気がします。

結局「自分」には限界があるわけですから、そういう自分とどう付き合っていくか?を考えた方がきっと建設的なのではないかと思います。

では!

シンカライナー夏合宿

シンカライナー夏合宿 150 150 東大生が教える個別指導塾【シンカライナー】東京・高田馬場

今年の夏は群馬県水上町で夏合宿をやろうと思っています。

本日はその下見に行ってきました。

水上町は利根川の源流がある場所で、

東京に流れる水の最初の一滴がここからやってきます。

自然豊かな田舎で、日の出とともに起きて、夜は暗くなったら寝て、

夏休みで崩れがちな生活リズムを整える数日間。

朝は集中して勉強して、昼間は山や川で遊んだり。

夜はキャンプファイヤーやBBQなんかもしたいと思います。

プログラムの内容は考え中ですが、ワクワクしますね!!

楽しみです!!

合格体験記

合格体験記 150 150 東大生が教える個別指導塾【シンカライナー】東京・高田馬場

こんにちは。シンカライナーの宇野です。今年度の受験生たちは様々な進路を歩んでいますが、その一人から体験記が届きました!

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まずは合格体験記を書くにあたり入塾当初からお世話になった宇野先生、1年半担当していただいた高山先生に心より感謝申し上げます。

入塾当初は偏差値50程度でしたが計画の立て方など正しい勉強法を教えていただき早稲田大学に合格することができました。私は埼玉から通っていたため成績が伸びないときは不安でしたが受験を終えた今シンカライナーで勉強できたことを本当に嬉しく思いこれからの人生において大きな力になると確信しました。

シンカライナーでは勉強に加え将来において大切なことも教えていただきました。自分で物事を考えるということをここで学び、特に目標を達成するのに足りないものを自覚し、行動に移していくということは様々な場面で応用できると思いました。

1年半という長い期間継続して頑張れたのはシンカライナーに出会えたからです。この素晴らしい場所でいただいた恩を決して無駄にすることのないようこれからも頑張っていきたいと思います。

1年半ご指導いただきありがとうございました。

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この体験談をもらって僕が特に嬉しかったのはこの部分です。

シンカライナーでは勉強に加え将来において大切なことも教えていただきました。自分で物事を考えるということをここで学び、特に目標を達成するのに足りないものを自覚し、行動に移していくということは様々な場面で応用できると思いました。

そうまさに、自分で物事を考えるということを始め、目標達成する力や行動に移していくということを伝えたいと日々思って活動しているのです。

それが伝わったんだなぁ、と思うと本望ですね。

4月から始まる来年度の生徒たちも気合が入ってきました。楽しみですね!
来年度はさらにパワーアップしたシンカライナーをお見せしたいと思います!