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塾報 2017.4

塾報 2017.4

塾報 2017.4 150 150 東大生が教える個別指導塾【シンカライナー】東京・高田馬場

新学期が始まりました!新しい学年、新しいクラス、新しい学校。今年度はどんな一年にしていきたいですか?新年度は目標を立てたり、計画を見直したりするいい機会です。やりたいことを実現できるよう、そして目指しているものに近づけるよう、自分なりの計画を立ててみましょう。もし計画を立てるのが苦手だ、どんなことを目標にしていいのかわからないという人がいたら、いつでも相談に乗りますので講師に声をかけてくださいね。

◯今月の教室
■シンカライナー・ワークショップ第1回を開催しました!
4/8(土)に第1回目のシンカライナー・ワークショップを行いました。この日のプログラムは、「考える力とやり抜く力を身につけよう!」と題して、普段数学を教えている久和講師によるガイダンスをメインに、在塾生による楽器演奏、海外から招いたゲストによるプレゼンテーションなどを盛り込んだ内容でした。
まずはシンカライナーに通っている森君によるバイオリンの演奏でスタート。クラシックの名曲や往年のポップスの演奏に参加者全員聴き入ってしまいました。森君、素敵な演奏ありがとうございました!
次は、代表・宇野の友人で、南アフリカ出身、現在日本で働いているニコラスさんに、南アフリカについて教えていただきました。Google Mapを開いて南アフリカの地図や写真を見ながら、国の歴史、文化、ニコラスさんの夢についてお話ししていただきました。南アフリカの主な輸出品や、日本とのつながり、歴史にも話が及び、普段日本史や世界史を勉強している塾生の知識が試されることになりました。ニコラスさんは日本で英語を教えた経験があり、将来、南アフリカで学習塾を開くのが夢だそうです。
そして、「考える力とやり抜く力」を身につけるガイダンス。思考力については、「考える」と「悩む」の違いをディスカッションしながら「考える」とはどういうことなのかを学びました。やりきる力については、「GRIT」をキーワードに、一流のアスリートやビジネスマンがみなGRITを持っていること、そして生まれながらの才能ではなく鍛えることができることを学び、普段の勉強で「やりきる」ことを意識してGRITをするように指導しました。
初めてのワークショップでしたが、みな真剣に聞いてくれていて、「どうやったら頭がよくなるのか」ということが非常に需要のあるテーマだということを肌で感じました。次回もぜひ参加してみてください!

☆ワークショップに参加した生徒の声
・今僕には具体的なゴールが特にないので、まずゴールを立てたい。
・自分の中に「達成しよう」という意思はあるのにそれを実行しない自分がいるのでそれをどうにかしたい。
・「考える」と「悩む」ことの違いについて今まで分かっているつもりだったが、実際考えてみると分からなかった。これからは「考える」ことを意識してGrit(やり抜く力)を鍛えていきたい。
・勉強に限らず、「悩む」で止まるのではなく「考える」ことをして「答え」を導けるようにしたい。

みんなそれぞれ何かを感じとってくれたようです。次回のワークショップもお楽しみに!

■私立受験コース 始動
四月より、私立大学を志望する生徒を対象とした受験コースの授業が始まりました。週3回、英語、国語、その他の科目の演習を行っていきます。受験までの大まかな計画としては、夏まで(4〜8月)にはまず基礎固め。英語に関しては、単語、熟語、文法、英文解釈、長文読解をバランスよく鍛えていきます。9月以降は赤本を用いて発展問題に取り組みます。10月からは赤本と並行して、受験学部の特徴的な問題への対策をとっていきます。

勉強する時、その先のだいたいのチェックポイントが見えていると不安が減り、進みやすいと思います。受講生のみなさんとはこれからの学習の道程を共有しているところです。自分の目標を明確にし、それを達成するためにクリアしておくべき細かい項目と期限を決め、ひとつずつ確実にこなしていきましょう!

■演習用確認テスト
みなさんは前の学年で習った内容をしっかり理解できていますか?学校の授業は前の学年でやった内容は理解できている、という前提で 進んでいきますので、まだ押さえられていない内容等あれば、今のうちに復習をしておきましょう。

シンカライナーでは「Exercise」という演習用の問題集を準備しています。学年別、教科別(中学/英語、国語、数学 高校/国語)プリントがファイリングしてありますので、それぞれの学年、レベルに合わせて適宜コピーし、使っていただきたいと思います。英語に関しては、授業のなかでその単元をコンパクトにまとめた確認テストを解いてもらい、自分が把握できていない部分を確認していただいています。今の自分の実力を確認したい、また予習に使いたいなど、いろいろな使い方ができると思いますのでぜひ活用してください。

◯「教育」耳寄り情報
■アクティブ・ラーニング①
みなさんは「アクティブ・ラーニング」という言葉に、どのようなイメージを持っているでしょうか?実際にお子さんが通っている学校でそのような授業が実践されていて、アクティブ・ラーニングについてお子さんとよく話されるという方もいれば、中身についてはよく知らないという方もいらっしゃるかもしれません。
近年注目されているアクティブ・ラーニング。さまざまなメディアで特集されたり、話題になったりすることも多い一方、そのイメージだけが一人歩きしている感じもします。
そこで複数回にわたり、このアクティブ・ラーニングという学び方についてまとめ、みなさんといっしょに考えていけたらと思います。

そもそも、アクティブ・ラーニングという学びの方法は何を目的としているのでしょうか?
この学びについて研究をしているマナビラボ(東京大学総合教育研究センターが中心となり進めているプロジェクト)は、これからの社会を生きていくための人材として、「アクティブ・ラーナー」というという学習者像を掲げています。アクティブ・ラーナーとは、「主体的に自らの学びを切りひらく人」「自分自身が学んだことを自ら意味づけできる人」を指します。学校を卒業して社会に出ても、学ぶことを放棄せず、自分の人生としっかり向き合い、キャリアを意味付けていくことのできる人材がアクティブ・ラーナーです。そして、こうしたスキルを身につけるための学習機会のひとつがアクティブ・ラーニングということになります。

では、今変化しつつある21世紀の社会においては、どのようなスキルが求められているのでしょうか?これからの時代に求められる能力やスキルについて考察した研究者のグリフィンらは、「21世紀型スキル」として、次の10項目を挙げています。

【思考の方法】①創造性とイノベーション ②批判的思考、問題解決、意思決定 ③学び方の学習、メタ認知(自分の思考や行動自体を客観的に把握し、認知すること)

【働き方】④コミュニケーション ⑤コラボレーション(チームワーク)

【働く上で必要となるツール】⑥情報リテラシー ⑦ICTリテラシー(情報通信)

【世界と関わりながら生きる】⑧市民性(地域で発揮するものと、国際的に発揮するもの) ⑨人生やキャリアについての自覚や設定 ⑩個人の責任と社会的責任(異文化理解と異文化適応能力を含む)

これらのスキルは、教師が講義を行い、生徒は予習・復習をしながら授業をきく、という従来の授業パターンでは身につけることがむずかしい。ということで、近年注目を浴びているのがアクティブ・ラーニングなのです。次回は、この学びのなかでは実際にどのようなことを行うのか、それによって生徒はどのようなことを学んでいるのかをまとめていきたいと思います。

参考文献:山辺恵里子・木村充・中原淳(2017)『ひとはもともとアクティブ・ラーナー!』北大路書房

◯今月の一言
成果が出ない時こそ、不安がらずに、恐れずに、迷わずに一歩一歩進めるかどうかが、成長の分岐点。 ——羽生善治(棋士)