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6月 2017

塾報 2017.6

塾報 2017.6 150 150 東大生が教える個別指導塾【シンカライナー】東京・高田馬場

六月、梅雨の時期ですね。今年はすでに梅雨入りが発表されたものの、例年に比べ雨が少ないようです。予報では、六月末からは本格的に雨が降りはじめ、梅雨らしい空模様の日が続くのだとか。雨や曇りの日はブルーになることもあるかもしれませんが、近づいている夏を目指して梅雨を乗り越えましょう。

◯今月の教室
■シンカライナー・ワークショップ第2回を開催しました!
5/28(日)に、第2回シンカライナー・ワークショップを開催しました。今回のワークショップは、ゲストスピーカーによるレクチャーを中心に、塾生や講師みんなで自己紹介やディスカッションなども行い親交を深めました。今回のゲストスピーカーは沖縄で自給自足の暮らしを営んでいる「ワカゲノイタリ村」のお二人。若干20代前半という若さながら、環境や政治に対する問題意識をもち、なるべく環境に負荷をかけずに自分たちらしい暮らしをつくろうと奮闘しています。彼らが今暮らしている場所や生活の様子を紹介してくれた後は、今最先端の教育の場として注目されている、インドネシアにある「緑の学校」についてプレゼンテーションしてくれました。

◇すべて竹でできた校舎の建物
この学校のなかにある校舎はすべて竹でできていて、そのデザインや機能性にも注目が集まっています。校舎だけではなく、キャンパスに流れる川の上に架かる橋も竹でできています。
◇水を使わないコンポストトイレ
学校にあるトイレは基本的にコンポスト(バイオ)トイレ。土を混ぜることによって排泄物を微生物が分解し、また土に戻せるような循環式のトイレが設置されています。
◇何回でも使えるラップ
この学校で使われているという驚きの素材、それは何回でも使えるラップ。コットンと蜜蝋や樹脂などの自然素材でできており、洗って何度でも使うことができるそうです。これは環境にとてもやさしいですね。
◇気になる授業料は
授業料は年間で、幼児部だと100万ほど、高等部だと160万ほどで、高めに設定されています。しかし総生徒数の2割は必ず地元の子どもたちが通えるよう、奨学金制度を設けているそうです。
◇学校にある銀行
学校には生徒たちが利用できる「銀行」があり、授業などでプロジェクトを進める際に必要な資金は、返済の計画書を持っていけばここで借りることができる仕組みになっています。
◇アイディアを促す工夫
生徒たちの独創的なアイディアを促すために、緑に囲まれたキャンパスを散歩させたり、農作業や音楽、演劇などの授業を取り入れたりしているそうです。

<ワークショップに参加した塾生たちの感想>
・一からつくる自給自足の生活、おもしろそう。ものづくりが好きなので、それをするための小屋を作ってみたい。
・今の日本の価値観のなかで、これと同じことをやるのはむずかしそうだけど、できることから始めていきたい。(「自分が進もうとする分野で、農やものづくりにも関わっていってほしい」という主催者からの意見も出ました。)
・プレゼンテーションを聴いて、沖縄で今起こっていること、政治的なこと、何も知らなかったけど考えさせられた。Green Schoolでやっていることや、沖縄の村での暮らしを見て、「土」のやさしさを感じた。
・Green Schoolでの取り組みを見て、学校で集めた落ち葉を腐葉土にしたらいいのにと思った。日本でも地方の人口減少などいろいろな問題があるけれど、一人ひとりが考えたことを共有する場所があったらいいのにと思った。(プレゼンターから「その場所自分で作っちゃえば?」という提案がありました。そういう場所を作るために助けてくれる人たちはまわりにたくさんいるし、自分たちも協力するよ、という言葉がかけられました。)

参加してくれた塾生のみなさんが真剣に考え、それを言葉にして伝えようとする姿が印象的でした。

■次回のワークショップは
毎回世の中の面白い人を招いて行うこのワークショップですが、今回で3回目。ワークショップの狙いは「まなび」と「あそび」の境目をなくしていくことです。まなぶことが楽しくなるように、遊ぶことが学びになるように。そんなワークショップを開きたい!という想いを込めて、これからはこのワークショップのシリーズを「まそび塾」と名付けたいと思います。
さて今回、そんな「まそび塾」にお招きするのは永島岳さん。ハーバード大学で物理学を専攻し、日本に帰国。最先端科学高校の設立プロジェクトや予防医療分野でのAI活用研究に携わりながら、ヨガのインストラクターや音楽DJとしても活躍しています。そんな彼が今回生徒の皆さんに投げかけるテーマは「自由」!皆さんは「自由」って何だと思いますか?型破りのキャリアを生きる彼と共にこれからの「自由」そして「生き方」について対話を通して考えを深めていければと思います。
日時:7月16日(日) 10時~12時
参加費:無料
参加条件:シンカライナーの生徒、またはその友人。「まそび塾」には中高生であれば生徒の皆さんのご友人も参加可能です。参加希望の方はinfo@xincaliner.comまでご連絡ください。
持ち物:もしかすると少しだけヨガを教えてもらえるかもしれません。動きやすい格好で来てください。

◯お知らせ
■7月の授業
7月は月曜日と土曜日が5週ずつありますので、その曜日の授業も5回となります。よろしくお願いいたします。
■授業を欠席される場合のお願い
授業を欠席される場合は、前日までに電話かメールでご連絡ください。授業当日にご連絡をいただいても振替の授業はいたしかねますので、ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

◯「教育」耳寄り情報
■勉強法①
みなさんは毎日勉強をがんばっていますね。自分なりの目標に向かって日々前進していることと思います。ですが、「そもそも、どうやって勉強したらいいのかわからない」「頭がいい人の勉強の仕方を知りたい」そんな声も教室から聞こえてきます。さて、どのようにしたら効率的に、深い理解をともなった勉強ができるのでしょうか。ヒントは「頭の使い方」にあるようです。今週は「脳」にフォーカスして、勉強法についてアプローチしてみたいと思います。

◇集中スイッチを入れる
勉強を始める時には、脳はたくさんのエネルギーを必要とします。いざ勉強を始めようと思っても、最初のうちはなかなか集中できずにぼうっとしてしまい時間だけが過ぎていく、ということもあるかもしれません。スムーズに勉強や作業を始められるようになるには、それなりの工夫が必要です。運動をする前には準備運動を行うように、勉強を始める前にも集中力を高めるための準備運動を行うようにしましょう。
例えば、数学を勉強する日は、朝のうちに比較的に簡単な問題を1問だけ解いておく。または計算ドリルをやってみる。本を読み込む時には、先に新聞のコラムなど短い文章を読んでおく。暗記をする前には、街にある看板などにある情報を簡単に暗記してみる。このように、似たような作業にあらかじめ取り組んでおくことで、楽にスタートすることができます。
また、勉強になかなか手がつけられないということは、それがまだ「日常化」していないということです。勉強を始めるにあたっていいスタートを切るためには、何らかの「手段」や「きっかけ」を自分で作らなければなりません。このきっかけは何でも大丈夫。例えば「塾に来たら最初の10分はとにかく集中する」とか、ゲームが好きな人であれば、「ゲームを1ステージやったら勉強を始める」とか。好きな音楽を聴いてから始めたり、運動してから始めたり、という方法も効果があります。ぜひ自分に合った方法を試してみてください。
【参考文献】EIWA MOOK「最新科学が証明する最強の勉強術」英和出版社

◯今月の一言 明日に延ばしてもいいのは、やり残して死んでもかまわないことだけだ。
——ピカソ(スペイン出身の画家、彫刻家)

勉強って何だろうね。

勉強って何だろうね。 150 150 東大生が教える個別指導塾【シンカライナー】東京・高田馬場

こんにちは、シンカライナーの宇野です。

久々のブログの更新です。

今日は「勉強とは何か」を考えてみたいと思います。

まず、一般的な学生時代の「受験勉強」と大人になってからの「実践的な勉強」の違い。

受験・学校の勉強
「高得点を取ることが重要」
・知識量が大きなウエイトを占める
・科目ごとの「点数を取る」勉強
・平等な正解が存在する

大人の実践的な勉強
「何のために勉強するかが重要」
・知識量は大きな問題ではない
・共通の科目や点数は存在しない
・平等な正解は存在しない

(引用:EIWA BOOK 最強の勉強術)

みなさん、この違いを見てどう思われますか?

僕はこれ見て、こんな風に考えるから「受験・学校の勉強」って面白くないんだな、と思ってしまいます(笑)これだと一体誰のための、何のための勉強かわからなくなって当然ですよね。

一方で「目的」ありきの実践的な勉強も、視野が広がるようで、「役に立ちそうにないことは勉強しない」というのはちょっと寂しい気もしますね。

なんだかわからないけど、気になった本を読んでいて、偶然面白さを発見するということは往々にしてあることだと思うので。

そこでもっと本質的な「勉強」って何だろうな、と考えてみました。

なかなか難しい問いですが、「料理」に例えてみると分かりやすいかもしれない。

なぜ、料理をするのか、それは「空腹」を満たすため。人間の生存本能ですよね。自分の空腹かもしれないし、あるいは他者の空腹かもしれません。

空腹を満たすためには、まず地球上にあるものから「食べられるもの」を知らなきゃいけない。そして次に調理するための道具の使い方を学ぶ。

具材と道具が揃えば、ひとまず料理は形にはなって空腹は満たすことができる。

でも、僕らはここで満足はしない。空腹を満たせるようになってくるうちに、もっと栄養価の高いもの、もっと美味しいものを食べたいという欲求が湧いてくる。

想像力を使っていろんな組み合わせを考えて、とにかく試してみる。食べて健康になれたり、美味しくできたりすると嬉しいから、その欲求はどんどん加速する。

そのうち「料理がうまい!」ってことで人気者になって、場を共有できる仲間も増えてくる。そうすると欲求を満たすこともそうだけど、美味しいものを作ろうとする、そのプロセスがどんどん楽しくなってくる。

・・・多分、勉強もそういうことなんじゃないか、と思うんだけど伝わったかな?

ちょっとわかりにくかったかもしれない(笑)

つまり「学ぶ」ということは、人間にとっての生存本能なんだけど、「人生をより味わいたい」という欲求は終わりのないものなんですね。

だから人は学び続ける。そして、「学び」を通して成果が生まれるともちろん嬉しいし、試行錯誤を繰り返していくそのプロセスで仲間も増えて、どんどん楽しくなってくる。

だから本来「勉強」って楽しくてワクワクするもの、なはずで学校や塾が勉強のワクワク感を殺してしまっているのであれば、それは残念なことですよね。

もっとワクワクするまなび場を創りたいな〜、と思います!!
では今日はこれで!