こんにちは。シンカライナーの宇野です。
ここ数ヶ月は毎日受験生の指導がラストスパート。
それ以外ほとんど何もできない手一杯の状態が続いています。。
ブログもほとんど更新できませんでした。
でも今日は、とある受験生の指導をしていて、なるほど面白いなぁ、
と思ったことがあったのでブログを書きたいと思います。
それは成蹊大学の国語の受験問題だったのですが、、
小脳が非常に優秀で有能だという話でした。
一体「小脳」の何が優秀なのか?
小さくてあまり役立ちそうにないのですが(笑)
小脳というのはそもそも平衡感覚を司っている他に、
人間の知覚と運動全般の関係を取りまとめているようです。
そんな小脳の何が優秀で有能なのか、、というと、
実は小脳には「失敗を記憶しない」という特徴があるからなのです。
例えば、最初から自転車に乗れる人なんていないですよね。
最初は誰もが何度も転んで、失敗を繰り返しますが
ある日突然「乗れた!」というバランス感覚を掴みます。
そして、その成功体験を得ると不思議なことに、そこからは簡単に自転車に乗れちゃいます。
そしてもっと不思議なことは、今度は転ぶことが難しくなるのです。
実はこの理由は小脳が「失敗を記憶せず、成功体験だけを記憶する」からなのです。
小脳は意識の深いところで「成功」と「失敗」を区別していて、
成功体験だけ記憶するように最初からできているのですね。
なぜそうなっているのか。
それは「失敗を繰り返すことでしか人間は成長できないから」なのです。
もし失敗する度に記憶に刻まれてしまえば、
次の挑戦が億劫になってしまうし、成功体験と混ざってしまって残りにくいですよね。
小脳が「失敗は無視」してくれるおかげで、僕たちは何度も失敗ができるわけです。
そういう意味で小脳というのはとても良く出来ているんですね。
日本には何となく失敗は許されないような文化がありますが、
「失敗すること」って成長するためには、必要不可欠なことですし、
逆に失敗しないと人は成長しないのだから、
本当はもっともっと貪欲に失敗していいんでしょうね。
そしていつかは「出来た!」という感覚と出会って、一生その人の中に残っていくのだと思います!
努力しないと、失敗もできません!
最高の人生を送るために、どんどん努力して、貪欲に失敗をしていきましょうね!